おたねこライフ 

アラフォー独身人生の歩き方 楽しく生きるよ

独身アラフォー結婚願望なし同士 だからって仲良くいられるわけじゃない

先日の日記が、閑古鳥な私のブログの中では思いがけず
評判が良く?驚いた。
同じことを思っている人が他にもいたんだ、と思うとホッとする。
友達、いないので、誰に聞こうにも聞けないんだ。

さて、表題。
細分化される女の中で、ほぼ同じスペック、大きな声では言えないけど
恋愛経験に関しても全く同じな10数年来の親友がいた。
何でも話せる、それも、例えば愚痴から頻尿の話まで(笑)信頼できる人。


アラフォー独身で、結婚したいのにできない、のでなく、願望がそもそも
無く、恋愛の優先順位が地にめり込むタイプはあまり見かけない。
最近なら腐女子のつづ井さんや彼女の愉快な仲間たちがいるけど、年齢が
一回り位下だし、そもそも接点がない。

だから、元友人はすごく貴重な友達だった。

でもね、ここに落とし穴がある。
例えどんなに細分化したスペックが合致していたとしても、性格が
合わないことがあるんだってこと。

基本的な性格は似ていて、シャイで大人しくて真面目なタイプ。
きっと傍から見たら、私たちはよく似た友人同士だっただろう。

結婚妊娠出産など、ライフステージが変わると友情も変わるというけど、10数年間
変わったのは私の仕事だけ。
何の変化もなく同じスペックのままお互い10数年間やってきたけど、合わなくなった。

元々、私は変化、向上をよしとする人間で、割と行動派。
友人は、現状維持に命かけたい人。

私は現状維持は衰退の始まりだと思っていて、言わないけど、
何が何でも変化を嫌う彼女にもどかしさは以前から感じていた。
多分、彼女もコロコロ職を変え、新しい目標に飛びつき、変化ばかり
求める私を同じように見てたんだろうな。

でも、これだけスペックが一致していて、共通の趣味があり、
大事な思い出も共有して、20代から30代を一緒に駆け抜けた友人なのに、
これ以上友達でいられないと感じた。
向こうはもっと前から思ってて、私の片思いだったのかもしれないけどね。

どちらが先に三下り半を脳裏に浮かべたかは別として、
これだけ細分化してもなお、足りないのか、と。
こんなに共通項あるのに、私たちは友達で居続けられなかった。

 

もうどうやって友達作るの?
唯一の友達だったけど、新幹線の距離に住んでいるから
年に一度、私が上京して会う以外の360日くらいは毎日、
自分一人で過ごしてきたから、それが365日になってもあまり
痛手は無いんだけど、純粋に、どうやってるのか疑問。

 

仕事で何十人もの人と継続してお話してるけど、
年齢も性別もスペックもバラバラ。
正確だって千差万別。
そんな人たちと何とか信頼関係を結んでやってるけど
仕事だからできるわけで。

ひとりが好きだけど、同居の弟が帰ってくると
ガンガン話するし、母とお茶もしょっちゅうする。
犬と猫たちがいるから、愛情面は満たされるけど。
逆に言うと、1人だけど、1人では生きていけないのに。

 

世界一周の船に乗ったのはいいけど、周りの雰囲気と
自分が全く合ってないことにすぐ気づいて相当焦った。
船内で同じように心もとなげにしてた友人を一目見て、
「この子と仲良くなる!」とすぐに感じた。
あの直感は正しかったし、後悔してないけど、
私たちは変わらな過ぎたんだろうか。

悩み相談の電話で話したら、「根本的な性格が逆ね」と
指摘されてハッとした。
スペックはあまりに同じだったから、てっきり気が合うのだと
思ってたのに。

 

彼女とのご縁が終わったことは仕方がない。
ただ、これだけ細分化してもうまく行かないご縁があるということ
じゃあ、そもそも何でこんなに私たちは自他ともに分断したがるの?
何のために?

 

自分に新しい友達ができる気がしない。
困ったときは、家族か、各種サポートサービスに依頼すれば
何とかなるし、仕事柄、たくさんのクライアントさんとは毎日
楽しくお話させてもらってるから、こうやって生きていくのかなと
イメージはしてる。

広く浅く、自分の分身を他者に求めずに、色んなところから
援助や友情や愛情を、少しずつ頂いて、同じだけそれぞれに分配して
いけばいいのかもしれないな。