雑談で世界が広がる

オンライン英会話の雑談が嫌いで
ニュースやディスカッション教材を中心に
授業を受けていたけど
最近はそこから派生して出てくる雑談が楽しくなってきた。
仕事でクライアントさんと話すときも同じ。

テーマのない会話って苦手だけど
これまで仕事やレッスンである程度関係が出来た人とのふとした雑談って気楽だ。
しかも、私が知らなかった世界を見せてくれる。

私何でこれまで頑なにに仕事や英会話や
美容師さんなどとの会話を
避けてきたんだろう?

もちろん相性もあるし、仕事関係だと気を使わなければいけない部分もあるけど
その範囲内でも得られる物って多い。
すごく新鮮。

人見知りでコミュ障気味な私が
気安く雑談できるようになるまでは時間がかかるけど
その関係ができてしまえば快適。

無理に友達にならなくても良くて
その場だけの会話。
柵も後腐れもない。

あと語弊を承知で書くと、オンライン英会話のフィリピンの先生達って
発展途上国の人、
という先入観がやっぱりあった。

私がピースボートで出会ったアジアアフリカの人たちは
あまり裕福でなく
また日本のパスポートと違って海外渡航するための煩雑な手続きや審査の厳しさを聞いてるので
いろんな国を旅してる話とかし辛かった。

でも私が受けている先生だけかもしれないけど
彼は20代でフリーランス英語講師として
オンライン以外でも活躍してて
自力で色んな国に行っていたり
もう一人も高い指導力を持っててしかも日本語も話せるしアメリカ人の友人も多いから
アメリカと日本文化にも詳しい。

英語も下手でただノリで教える先生もいなくはないけど
探せば素晴らしい先生たちがいて
しかも彼らのお話って面白い。
豊富な経験や視野の違いをシェアしてもらうと世界が広がった気がする。

まあ多分私の旅自体が偏ってたという自覚もあるので
これまで見落としてただけといえるけど。

日本人のクライアントさんとの話も
これまでは仕事がメインで自分のことを開示することは避けてきたけど
継続して担当している方には自分を出すことも多くなったし、そこからさらに
信頼関係が深まっていくのも感じる。

コロナ禍で唯一対面でお話できた美容師さんとも
雑談するようになった。

お仕事何ですか?とかの会話からスタートして徐々に人となりをお互い知ってきて
でも詳しい仕事内容や年齢などには
踏み込ませないし踏み込まない
会話のバランス感覚も上手。

でも私が好きな話題を毎回振ってくれて
カットが終わるまでには私が喜ぶ情報を
一つは残してくれるのもありがたい。

美容院のオーナーで本当におしゃべり好き
な方だからこそのプロの技かも。
昔他の店で切ってもらった時、ひたすら彼氏の愚痴聞かされてうんざりしたことがあるけど
探せばいるもんだ。

勝間和代さんが YouTube で雑談こそが
情報の宝庫!と訴えていて
まさかと思ってたけど、今ならわかる。

惰性で付き合ってるだけの友人と
会うたびに仕事の愚痴や他人の噂話をするくらいなら
いろんな人と広くお話しして視野を広げる方がきっと有益なんだ。

気心の知れた元友人と縁を切るのは
私が一人ぼっちになることも含めて怖かったけど
別れがあるから出会いがあるって本当。

さまざまな人と雑談して楽しい時間を過ごしながら
もし運良くもっと深く付き合えそうな人がいればふみ込めばいい。
そんな人もいなくても一人でかたくなに閉じこもってる必要はない。

本当に心の許せる友人さえいればいいと
思って生きてきたけど
それが私の世界を狭めてたんだなと痛感してる。

なるべくいろんな人と話そう。
雑談上手になろう。